ボーイングは2013年5月22日、アメリカ陸軍と共同でEMARSS計画で使用する試験機4機のうち、その初号機を初フライトさせたことを発表しました。EMARSSは、偵察、監視システムを強化した機器を搭載する航空機開発プロジェクトで、ボーイングが主契約となり、ビーチクラフト・キングエア350をベースに開発中。初飛行はおよそ4時間で、フライト中に操縦性やシステムの性能、オートパイロット機能などをテストしました。
この飛行により、限定ユーザー試験(Limited User Trial)、マイルストーンC(Milestone C)初期低率生産に向けた重要なステップだとしています。なお、EMARSSでは映像センサ、通信情報収集システム、精密誘導システムなどを搭載し、地上の戦術指揮官に映像をリアルタイムに送信する任務を果たす予定です。