ユーロコプターは2013年7月11日、ドイツ陸軍の特殊部隊KSK(Kommando Spezialkräfte)用に、ドイツ連邦国防省からEC645 T2軽汎用ヘリコプター15機の発注を受けたと発表しました。
総額1.94億ユーロの契約には機体以外の特殊作戦用の機器類も含まれています。引き渡しは2015年に開始し、2017年までに完了します。
EC645 T2はEC145シリーズ(川崎BK117C-2と同型)の最新型EC145 T2の軍用型で、エンジンがパワーアップされ、テールロータがフェネストロンに改設計されています。アメリカ陸軍にもOH-58Dに代わる武装偵察ヘリコプターとして提案されています。
KSK向けのEC145 T2は、ナイトビジョンに完全対応したグラスコクピットと4軸オートパイロット、NATO標準の戦術無線システム、ファスト・ロープシステム、カーゴフック、ホイスト、旋回武装・電子光学センサー、自己防衛システム、防弾装備などを備えています。キャビン両側の大きなドアと、キャビン後端のダブル・ドアが迅速なアクセスを可能にし、フェネストロンが安全な空挺作戦を支援します。