MRJの開発、現在は型式証明取得まで「6合目」

MRJの開発、現在は型式証明取得まで「6合目」

三菱航空機は開発中の三菱リージョナルジェット(MRJ)について、初飛行を2015年第2四半期、初号機の納入を2017年第2四半期とすることを発表しました。これについて三菱航空機の川井昭陽社長は、航空機の型式証明の取得方法が、製造プロセスを重視しており、サプライヤーとの製造過程での品質保証で時間がかかっていると説明しています。

型式証明の取得を山登りに例えると、現在は「6合目」におり、これから試験飛行機を製造、実際の飛行試験などはこれまでの行程よりも見通しが経つ領域にはいったとしています。

装備品の製造遅れについては、報道されているプラット&ホイットニーのエンジンと個別のものではなく、MRJを製造する上で多くの装備品で安全性のプロセスについて確認を進めたとしています。

また、既にプロセスが整ったものから順次製造に着手しており、新たに発表した初飛行の2015年第2四半期、初号機の納入の2017年第2四半期は、航空機開発で発生する予期せぬ遅れもある程度、織り込んだとの認識を示しています。

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