イギリス空軍は2013年9月11日、フォークランド諸島におけるC-130ハーキュリーズのミッションをウェブサイトで紹介しています。
フォークランド諸島の経済にとって漁業ライセンスの収益が大きく、違法操業の摘発が大きな役割です。C-130は300トン以上の漁船を見つけるとラップトップにプロットして質問信号を送信します。すると漁船から登録国や現在の活動状況などが返信され、ライセンスの有無も参照することができます。ライセンスを持たない漁船の場合は写真を撮影して水産事業当局へ報告します。
全天候、昼夜の作戦能力を持つC-130は、長距離捜索救難も役割のひとつで、重傷の船員をピックアップするシーキング・ヘリコプターを先導し、無線中継を実施したりします。
また、フォークランド諸島には人工的な照明が少ないため夜間飛行訓練や、塔や風力発電の風車などがないため低空飛行訓練に適しています。パイロットに強度の緊張感をもたらす空中給油の訓練にも適しています。