住友商事は2013年9月17日、ドイツのMTU Aero Enginesと航空機エンジンリースの共同事業を開始すると発表しました。両社は航空機エンジンリース事業の共同展開で合弁会社2社をオランダ・アムステルダムに設立します。
中長期エンジンリース事業を手がける「Sumisho Aero Engine Lease B.V.」、短期エンジンリース事業の「MTU Maintenance Lease Services B.V.」をそれぞれ年内に設立します。
住友商事はこれまで、民間機ビジネスで航空機・エンジンのオペレーティングリース事業、機体売買、エンジン整備、部品供給など航空アフターマーケット市場で事業を展開。独立系エンジン整備会社では世界最大のMTUと共同でエンジンリース事業を手がけることで、住友商事の資金力、長期リースの知見、MTUの整備力と短期リースノウハウを組み合わせ、幅広いニーズに対応するとしています。
なお、住友商事は2012年6月、三井住友ファイナンス&リースと共同でイギリスのロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの航空機リース事業RBS エイビエーション・キャピタルを共同で買収、航空機リース事業を展開。今回のエンジンリース事業はSMBCエイビエーション・キャピタルとのシナジー効果も期待できるとしています。