ヘルシンキ空港、2000万人利用をめざし拡張へ

ヘルシンキ空港、2000万人利用をめざし拡張へ

フィンランドの空港を運営するフィンナビア(Finavia)は2013年10月16日、ヘルシンキ空港の大規模拡張プログラムに着手したことを発表しました。ヘルシンキ空港での乗継ぎを改善するねらいで、2020年代初頭までに2000万人の利用客を目指したもの。拠点とするフィンエアーはアジア路線の拡張を中心に、2000万人に利用者を増やす計画を進めています。

ヘルシンキ空港の拡張プログラムは2014年から2020年にかけて、チェックイン、トランジットの処理能力を高めることが中心になります。プログラムでは、チェックインエリアの拡張と手荷物預け入れの自動化を進めるほか、トランジット旅客に対応する容量を高めます。さらに、非シェンゲンエリアでワイドボディ機のスポット拡張、2015年からターミナル2に隣接した新サテライトの建設などが含まれています。これにより、ヨーロッパとアジアの乗継ぎ地点としての競争力を確保します。

ヘルシンキ空港は2009年にターミナル2が拡張され、年間1500万人の旅客に対応できる施設に増強。さらに2020年までにこの容量を上回ることから、9億ユーロの投資により、さらに多くの旅客へ対応できる改修を進めます。また、2015年からターミナル2に隣接し、新しいサテライトを建設するほか、第2ターミナルの拡張も計画しています。

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