アメリカン航空とUSエアの合併、司法省と和解 発着枠返上や施設売却へ

アメリカン航空とUSエアの合併、司法省と和解 発着枠返上や施設売却へ

アメリカ司法省はアメリカン航空とUSエアウェイズの合併について、主要7空港の発着枠の売却などを条件に認めることを発表しました。これにより、司法省が合併について提訴していた裁判が集結、和解となります。

発着枠の返却や施設売却の対象空港はワシントンのロナルド・レーガン、ニューヨークのラガーディア、ボストン、シカゴ、ダラス、ロサンゼルス、マイアミです。合併後の両社が返却する発着枠はワシントンは52枠(104発着分)、ラガーディアは17枠(34発着)などとなっています。また、発着枠に加え、現在使用している搭乗ゲートなど空港施設の返却も含まれています。

司法省では、返却される発着枠を格安航空会社(LCC)向けに配分する予定。これにより、司法省は提訴した際に示した競争が阻害される懸念が除かれるとの考えを示しました。

また、この判断を受け、LCCのジェットブルーはワシントンのレーガン空港での発着枠を確保できることから、司法省の決定を歓迎するコメントを発表しています。

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