ボーイングは、2013年11月7日、787-9 2号機「N789FT ZB002」が4時間18分の初飛行に成功したと発表しました。
飛行は8時06分にワシントン州エバレットのペインフィールド飛行場を離陸し、12時24分にシアトルのボーイングフィールドに着陸しました。
ZB002は試作機で唯一旅客インテリアを完備した機体で、アビオニクスや飛行特性の試験以外に客室内の環境制御システムなどの試験も実施します。すでに9月下旬に完成してから一連の地上試験を実施していました。
787-9の開発作業は順調で、現在までに137時間のテストフライトを実施し、2号機で試作機の製造も完了しました。
量産初号機は最終組み立て工程にあり、ローンチ・カスタマーのニュージーランド航空への引き渡しは、2014年中期に予定されています。787-9はこれまで26社から396機の受注を集め、これは787全体の40%を占めています。
また、787-10の開発作業も予定どおり進んでいます。