エアバスは2013年11月17日、新世代の乗客は見る目が厳しく、長距離フルサービスの航空会社の予約では、座席や機内の快適性を重視していることが研究から分かったと発表しています。エアバスは18インチのシートは、従来の17インチと比べ半数以上で睡眠が改善されるという研究を発表しましたが、これに続く旅客機の快適性の調査結果です。
この新世代の旅客は快適さを求め、料金を支払うことには注意深く検討しているとしています。54%はシートそのものを改善する必要があると考え、41%はエコノミーでも追加料金を支払う考えがあり、5%はアップグレードを検討するそう。17インチのシートで満足できないと考える人は34%に上り、予約の前に様々なウェブサイトでシートの価値を検討しているそう。
旅客が長距離フライトでの不快感のトップ3の要因は、背中と脚の痛み、快適な睡眠が出来ないこと。この旅客たちはシートが狭すぎることに要因があると考える傾向にあります。
そして、ビジネスクラスはフライト後にビジネスをする人向けとされていますが、実はエコノミーの70%がフライト後に仕事を行うと回答しており、実はエコノミークラスが「ビジネス・パーソン向け」クラスという事実もあるそう。
エアバスはこうした結果も受け、すでに発表しているように引き続き、エコノミークラスで18インチのシート幅を標準とするようにアピールしています。