エアバス、アジアの20年後は10,940機の新造機が必要 世界の37%

エアバス、アジアの20年後は10,940機の新造機が必要 世界の37%

エアバスは2014年2月11日、グローバル・マーケット・フォーキャスト(Global Market Forecast:GMF)を発表、アジア太平洋地域で10,940機の旅客、貨物機が必要となる見込みとしています。金額ベースで1兆8000億ドル相当。この機数は新造機の37%のシェアとなり、ヨーロッパ、北米、中東を上回る機数です。

旅客機は2013年現在の4,960機から、20年後の2032年には12,130機となる予想。旅客数の伸びは年率5.8%で、3,770機は機材更新される見込み。

また、2012年には1日1万人以上の長距離路線の旅客がいる都市は東京、大阪、ソウル、北京、上海、香港、バンコク、シンガポール、クアラルンプール、デリー、ムンバイなどから2032年には中国、インドネシア、オーストラリアなどを中心に増加し、25都市にまで増える見込み。これは世界では2012年に45都市から89都市の増加ですが、アジア太平洋地域の旅客数の増加が大きい見通しを支える1つの要素。

エアバスはこうした中で、A330のアジア地域内での運用をはじめ、長距離路線の大都市を結ぶ機材にA350やA380、地域内での機材にA320を提供。A320neoと737 MAXの開発中の単通路機、超大型機のA380ではボーイングに圧倒していることもアピールしています。

詳しくはエアバスの説明資料のPDFを参照ください。

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