ノルウェー・エアシャトル、長距離路線の子会社をアイルランド拠点に変更

ノルウェー・エアシャトル、長距離路線の子会社をアイルランド拠点に変更

ヨーロッパの格安航空会社(LCC)、ノルウェー・エアシャトルは子会社で長距離路線を運航するノルウェー・エアシャトル・ロングホールについて、アイルランドから航空運送事業許可(AOC:Air Operators Certificate)を獲得したと発表しました。これにより、ノルウェー・エアシャトル・ロングホールはダブリンに本社を置くこととなり、運航許認可は全てアイルランド航空当局が行うこととなります。

ノルウェー・エアシャトル・ロングホールはこれにより、アイルランドの航空法の下で運営が行われます。

この変更理由は、今後の路線の運航権の獲得で有利、かつ多くのリース会社などが拠点を置いていたこととしています。ただし、ノルウェー・エアシャトルはアイルランドを拠点にすることで、アメリカ、あるいはアジアで採用したスタッフを活用できるためではないと、一部の政治家や労働組合の批判に対して説明しています。特に、ヨーロッパの他の航空会社も長距離路線ではすでにこうした採用を行い、運航されているとしています。

また、ノルウェー・エアシャトル・ロングホールで保有する機材の変更については定期メンテナンスにあわせて順次、アイルランドの拠点での登録が実施されます。また、ノルウェー・エアシャトル・ロングホールの運航権についてもアメリカ運輸省が現在、審査を行っています。

なお、ノルウェー・エアシャトル・ロングホールの787はすでにアイルランド国籍の航空機を示す「EI」を頭に、「EI-LNA」「EI-LNB」「EI-LNC」として登録されています。

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