JAXA、電動航空機の実証実験を岐阜基地で実施へ

JAXA、電動航空機の実証実験を岐阜基地で実施へ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空本部は、広報誌「JAXA航空マガジンFlight Path」の2014年3月号で、2014年度に岐阜基地で実施する「航空機用電動推進システム技術の飛行実証(FEATHER)」を紹介しています。ダイヤモンド・エアクラフトのHK36TTC-ECOをベースに、JAXAが開発した電動推進システムに換装し、試験飛行を行うもの。機体記号「JA07EC」の機材を使用していると見られます。

最近では電動自転車が普及しつつありますが、電動飛行機についてもエネルギー効率の面から研究開発が進められています。端的に、メリットはオイル系統が不要で配管が少なくなり、低コストで機体が製造できること、デメリットはリチウムイオン電池搭載でも重量あたりのエネルギー容量が化石燃料と比べ悪いことから、機体重量が重くなってしまうことです。

ただし、世界でもこの電気航空機の開発に向け、特に環境に優しい点で多きな関心が寄せられており、JAXAでも積極的に開発を進めています。

このほか、2014年3月号では「JAXA研究者が描く 近未来の飛行機」、「庄内空港で行われた低層風擾乱アドバイザリーシステムLOTAS試験運用」などが紹介されています。詳しい内容はJAXAのPDFを参照ください。

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