三菱重工グループの三菱重工交通機器エンジニアリングは羽田空港国際線旅客ターミナルにバリアフリーの旅客搭乗橋(PBB)を16基納入し、稼働しました。空港ビルと旅客機を結ぶトンネル通路内は段差がなく、羽田国際線ターミナルですでに稼働している2010年10月の開業にあわせて納入されている21基とあわせ、37基のステップレスPBBが稼働しています。
ステップレスPBBは、大枠のトンネル通路と小枠のトンネル通路がスライドして伸び縮みし、構造上避けられないと考えられていた段差を解消し、大小トンネル通路の床を平坦にしました。雨どいの溝も完全になくし、車椅子を使う場合でも円滑、安全に移動できる完全バリアフリー空間が実現しています。
新たに納入されたステップレスPBBは、サテライトエリアに新たに設置された8ヵ所のスポットに、それぞれ2基ずつ配置されています。
三菱重工交通機器エンジニアリングが羽田空港に納入したステップレスPBBは国内線旅客ターミナルで稼働している16基を含め、合計53基です。