静岡空港、国内線ターミナルの増築で公募 新幹線新駅からの動線も確保

静岡空港、国内線ターミナルの増築で公募 新幹線新駅からの動線も確保

静岡県は、静岡空港空港の旅客ターミナルビルの改修、増築工事を実施する設計業務について、公募型プロポーザルの手続きを開始しました。2014年6月6日までに参加表明書を受付、審査結果は7月23日までに通知する予定です。

現在のターミナルビルの課題として、国内線施設と国際線施設が1つのターミナルに一体とコンパクトなターミナルですが、施設の効率化を図れる反面、旅客数の増加への対応が難しく、サービス施設、利便施設の配置上の問題があるとしています。

計画では国内線施設を西側に増築移転し、国内線施設の機能向上を図り、既存ターミナルを国際線専用ターミナルとして改修し、東側を一部増築します。これにより目標とする旅客数を処理できる検査カウンター増設、検査前の待ち並びスペースを十分確保し、チェックインロビーにバッファースペースを設け、現状のロビーの狭さを解消します。

このほか、国内線ターミナル3階に、屋外テラスと一体的に使えるフードコートの配置、2階には出発までの待ち時間、見学者の休憩スペース、イベントスペースとしてカフェなどのコンセッションを配置、ラウンジ機能の確保などを挙げています。

なお、増築では新幹線新駅からの将来的な動線を確保することが盛り込まれているほか、工事自体を新幹線の軌道上に計画があり、鉄道協議の対象範囲内の工事となるため、JR東海との協議も必要となっています。

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