タレス、イギリス2基目のA400M飛行シミュレーター建造を受注

タレス、イギリス2基目のA400M飛行シミュレーター建造を受注

フランスの航空宇宙・防衛企業大手のタレス・グループは2014年5月21日、イギリスで2基目となる軍用輸送機A400Mの飛行シミュレーターの建設を、エアバス・ディフェンス・アンド・スペースから受注したと発表しました。

この飛行シミュレーターは、A400Mのコクピットを完全に再現しており、様々な天候や戦況の変化の中での飛行や、空中での受油・給油といった運用を試すことができます。1基目と同様、イングランド南東部のブライズ・ノートン空軍基地にある訓練学校に設置され、訓練に使われるとのことです。

A400Mはエアバス・ディフェンス・アンド・スペースが製造している中型の軍用輸送機で、タレスは同機の電子機器を担当しています。

2009年に初飛行し、2013年の夏からフランスへ引き渡しが始まりました。現時点で、フランス以外にイギリスやドイツ、スペインなど、8カ国に導入される予定となっています。

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