スカンジナビア航空は2014年5月28日、長距離路線の機内をアップグレードすると発表しました。2015年1月から順次、長距離路線の機材に投入します。リニューアルはインテリアのアップグレード、シート、機内エンターテイメントを新しくするほか、Wi-Fiも装備します。対象の長距離に投入する機材は1年かけてアップグレードする計画です。
新しい客室は快適さ、くつろぎがテーマで、新たな素材、色が選ばれ、モダンで洗練されたデザインを採用しました。ビジネスは「1-2-1」の配列で、全シートが通路へアクセス出来るようになります。フラットシート時に長さ196センチメートルとなるマッサージ機能付きフラットシートを導入します。寝具はスウェーデンの老舗ベッドメーカーであるHastens社の製品を採用します。
<プレミアムエコノミー「SAS Plus」>
エコノミー、プレミアムエコノミーにも新シートを導入し、これまでより広いシートを導入し、電源、USBポートを装備します。プレミアムエコノミーの「SAS Plus」は「2-3-2」配列で、シートピッチは37から38インチ、エコノミーの「SAS Go」は「2-4-2」配列でシートピッチは31から32インチとなります。
<エコノミー「SAS Go」>
全クラスでオンデマンド・エンターテイメント・システムを導入し、Wi-Fiサービスも利用できるようになります。
スカンジナビア航空はA330-300、A340-300を12機保有していますが、この7機をアップグレード、2015年から2016年に4機のA330-300を新たに導入、2018年からA350-900を8機導入する計画です。A350-900は6機の追加も予定しています。
■ビジネス フルフラット時
■ビジネス
■ビジネス
■プレミアムエコノミー「SAS Plus」
■エコノミー「SAS Go」