ボーイング、FAAから787のETOPSで330分の認可得る

ボーイング、FAAから787のETOPSで330分の認可得る

ボーイングは2014年5月28日、アメリカ連邦航空局(FAA)からETOPS-330の認可を獲得したと発表しました。ETOPSはエンジン2基を搭載した機体で、1基が停止した場合に残る1基のエンジンでフライトし、安全に最寄りの空港に着陸するための時間を制限しています。ETOPS-330により、最も最も近い空港まで1基のエンジンで飛行する時間が330分の航路を飛行できます。

787-9初号機

ETOPSの時間が長い場合、航路に近くに緊急着陸するための空港がない洋上を選ぶことができ、飛行ルートの短縮につながる可能性や新たな航路の開拓につながります。

787は2011年の営業開始時にETOPS-180を獲得しており、今後は787を保有する航空会社が航空当局に認可を得ることで、新しい航路での運航が可能になります。

ボーイングは以前から、ETOPS-330の獲得をめざし、この認可は787-9のローンチカスタマーとなるニュージーランド航空への引き渡し前に獲得したいと取り組んでいました。

なお、ETOPS-330は777-300ER、777-200LRでも認可を受けています。

メニューを開く