JTA、2014年3月期決算は旅客数は維持も単価減で減収

JTA、2014年3月期決算は旅客数は維持も単価減で減収

日本トランスオーシャン航空は、2014(平成26)年3月期決算を発表しました。営業収益は、前期比7.8億円減の98.0%となる389億4500万円、営業利益は71.5%の31億4300万円、経常利益は71.9%の31億7600万円、当期利益は17億1500万円でした。国際線チャーターを含む有償旅客数は2,699,873人で、前年の99.9%でした。

旅客需要は、新石垣空港開港を契機に他社の新規参入、路線再開、中型機就航などの影響がありましたが、割引運賃の拡充、販促施策の展開でほぼ前年並みとなる旅客数となりましたが、旅客単価は急激に落ち込みました。これにより、旅客収入は前期比9.2億円減の97.2%となる319億7400万円でした。

営業費用は、原油単価高騰、円安の影響で燃油費が大幅な増加し、一方で費用抑制、生産性向上による整備費の抑制など、前期比4億78百万円増の101.4%となる358億100万円でした。

2014年度についても他社参入による競争激化、燃油費高騰、円安に伴う費用増も予想され、環境は一段と厳しいとしています。その中でも安全運航を大前提として、「安定的に利益を出せる」企業体質の強化に引き続き取り組むとしています。

なお、2015年3月期見通しは営業収益が391億8600万円、営業利益36億円、経常利益は34億6400万円、純利益は22億7400万円と予想しています。

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