国際航空運送協会(IATA)は2014年6月2日、第70回年次総会において、迷惑な乗客に対して、各国政府や産業界が協力して対処にあたることを要求する決議を、満場一致で採択しました。
IATAの調査によれば、乗組員の指示に従わない、暴力、言い掛かり、麻薬の持ち込み、セクシャル・ハラスメントなど、乗客による迷惑な振る舞いは、2013年に約8,000件発生しています。
この決議では、チェックインや航空機の飛行中に、こうした振る舞いを取り締まれるよう、法的な権限を拡大できるよう政府に求め、また航空会社には空港警察などと協力し、訓練を実施することなどを要請するものです。さらに、各国政府と産業界が協力し、問題の対処にあたるよう文言が盛り込まれています。