ボンバルディアは2014年5月30日、型式証明の獲得に向けて試験飛行を行っているCシリーズでインシデントが発生したことを発表しました。これに関連し、航空業界誌のATWでは、プラット&ホイットニーの担当者が搭載するPW1500Gギヤード・ターボファン・エンジンを機体から外し、アメリカ・コネチカット州の施設に運び、解体して検査を行っていると伝えています。また、この対応は事前予防的なものであると担当者のコメントを紹介しています。
ボンバルディアはミラベルで試験飛行を行っているCシリーズの初号機「FTV1」、製造番号「50001」、機体記号(レジ)「C-FBCS」のエンジンでインシデントが発生したとして、5月30日からテスト飛行プログラムを中断しています。
なお、Cシリーズに搭載されるPW1500GはPW1000Gエンジンシリーズで、搭載機はCシリーズ以外に、三菱航空機のMRJ、エアバスのA320neo、ロシア・イルクートが開発しているMS-21に搭載される予定です。