海上自衛隊は2014年6月7日(土)から8月21日(木)まで、アメリカ派遣訓練を実施すると発表しました。アメリカ海軍の協力により、洋上訓練、施設利用訓練を行い、戦術技量の向上をはかるもので、期間中に「RIMPAC2014 (リムパック2014)」に参加します。
海上自衛隊は対潜戦、対水上戦、対空戦、対機雷戦などの戦術訓練、ミサイル発射訓練、人道支援・災害復興(Humanitarian Assistance / Disaster Relief:HA/DR)の訓練を実施します。海上自衛隊は1980年から参加し、今回は18回目の参加となります。
派遣する艦艇は護衛艦「きりしま (DDG-174)」と「いせ (DDH-182)」で、いせにヘリコプター3機を搭載します。掃海部隊も派遣し、人員はおよそ660名を予定しています。航空機は第52飛行隊長の岩政秀委2等海佐を指揮官とし、P-3C哨戒機3機、人員80名を派遣します。
派遣する護衛艦は6月7日(土)に呉を出港、6月20日(金)にパールハーバーに到着し、8月6日(水)にパールハーバーを出港、8月20日にきりしまが横須賀着、8月21日にいせが呉に到着する予定です。また、掃海部隊は成田発サンディエゴ着の便で出発します。
P-3Cは2機が6月22日(日)に那覇発、アンダーソンを経由し、6月23日にカネオヘ・ベイ海兵隊航空基地に到着。帰国は8月4日にカネオヘを出発、アンダーソンを経由して8月18日に那覇に到着します。また、1機は6月30日(月)に厚木を出発、カネオヘ到着、7月18日にカネオヘを出発し、アンダーソンを経由し、7月20日(日)に那覇に到着予定です。
「RIMPAC2014」はアメリカ、オーストラリア、カナダ、チリ、コロンビア、フランス、インド、インドネシア、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ペルー、韓国、フィリピン、シンガポール、タイ、トンガ、イギリスが参加、2014年に初めてブルネイ、中国が参加し、日本を含め23カ国で開催されます。参加する兵力は艦艇48席、潜水艦6隻、航空機200機超、人員25,000名以上の規模となります。