宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業株式会社は2014年6月5日、LE-5B-2ロケットエンジンの領収燃焼試験を、6月9日からJAXA角田宇宙センターにおいて実施すると発表しました。
LE-5B-2はH-IIAロケットやH-IIBロケットの第2段に使われているロケットエンジンです。領収燃焼試験とは、ロケットに装着される前に実際に燃焼させ、問題なく動作するかどうかを確認するための試験です。
LE-5B-2やその前身であるLE-5Bは、複数回の再着火機能や、推力を変えられるスロットリング機能、小さな推力を持続的に出せるアイドル燃焼機能など、世界でも高い能力と、そして信頼性を持っています。LE-5B-2は、H-IIAの13号機までに使われていたLE-5Bの改良型で、LE-5Bで発生していた振動問題を改修したエンジンです。LE-5B-2はH-IIAの14号機から、またH-IIBロケットでも使用されています。