JAL、エンジン整備作業の不具合と重量管理システム障害で陳謝

JAL、エンジン整備作業の不具合と重量管理システム障害で陳謝

日本航空(JAL)の植木義晴社長は2014年6月9日に開催した定例会見で、「整備作業の不具合事例」、「重量管理システムのトラブル」について陳謝しました。

整備作業の不具合事例は2013年10月から2014年5月まで、エンジンに部品を取り付けずに飛行するといった整備作業での作業不具合が16件発生し、国土交通省は多くのミスが続いたことから改善を行う様、指示を受けている件です。

JALでは、運航の安全に直接影響を及ぼすものではなかったとしつつ、不具合が連続して発生したことを重く受け止め、作業を担当した羽田空港の機体整備部門の格納庫での整備作業について、5月19日から5月23日まで、5日間中断いたしました。その間に、作業を振り返り、各職場全体で作業を再確認しました。

さらに、6月5日には「重量管理システム」の障害で、6月5日と6月6日に2日間で国内線の計178便が欠航、遅延便も多く発生しました。原因は「プログラムの潜在的な不具合により不要なデータが滞留したため」とほぼ特定しており、製造元から修正プログラムを入手する予定としています。

それまでの期間、データの滞留状況を監視し、同様のトラブルを回避できる体制は確立していると説明しています。ちなみに、JALが使用している「重量管理システム」はルフトハンザシステムズの製品を使用しています。

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