ブリティッシュ・エアウェイズは2014年6月16日、A320など短距離路線の機材に導入する新しい客室デザインを発表しました。新キャビンはロンドン・ヒースロー空港、ロンドン・ガトウィック空港を発着するイギリス国内路線、ヨーロッパ線の短距離路線の機材に導入されます。初号機はA320で、エアバス機など合計95機に新デザインが採用されます。
エコノミークラスのシートはチャコールグレーの革貼で、座席を増やし、より廉価な航空券を提供できるようにスリム化したものです。個人空間を最大限に広げるよう設計され、後席の乗客の膝周りにも余裕を生んでいます。タブレットホルダーが目線の位置に設けられ、座席背面のテーブルも最適な位置にあります。さらに、ヘッドレストは4方向に可動し、快適さを提供します。
ビジネスクラスの新しい「クラブヨーロッパ」は「2-2」の座席配列で、横の座席との間には革貼りのテーブルが配置されています。このテーブルは飲み物やスナックなどを置くためのもので、メインテーブルで食事や仕事をすることを妨げない機能的な仕様となっています。これらのシートやその革、デザインなどは全てイギリス国内のメーカーによって作られています。
ブリティッシュ・エアウェイズは、今回のデザインはA380、787といった最新鋭機から刺激を受けたデザインとコメントしています。