アメリカ国防総省は、アラスカ州で60年前に墜落した機体から17名の遺体を回収したと、2014年6月18日に発表しました。
墜落したのは1952年11月22日、ワシントン州マッコード空軍基地からアラスカ州エルメンドルフ空軍基地に向かっていたC-124グローブマスター輸送機で、11名のクルーと41名の兵員が搭乗していました。墜落原因は、悪天候による事故と見られ、当時は11月と12月に捜索が試みられましたが、発見されませんでした。
2012年6月9日にアラスカ州兵のUH-60が、訓練中にマウント・ガネットの西のコロニー氷河で墜落機の残骸を発見し、3日後の調査でC-124の残骸と確認されました。それ以降、統合戦争捕虜・戦争行方不明者遺骨収集軍団(JPAC)と統合タスクフォース・チームが、遺体を収集し、DNA鑑定を実施したところ、19名の身元が判明し家族のもとへ返されることになりました。