エンブラエル、E190-E2の合同設計定義フェーズを完了

エンブラエル、E190-E2の合同設計定義フェーズを完了

エンブラエルは2014年6月24日、次世代Eジェット「E2」の開発の進捗状況を発表しました。2013年6月に「Eジェット E2」として、E175-E2、E190-E2、E195-E2の3タイプの派生系を開発すると発表しているものです。

次世代Eジェット「E2」 1

このうち、E190-E2の合同設計定義フェーズ(Joint Definition Phase:JDP)を5月末に完了し、風洞試験も終えています。

次の行程は詳細設計審査(Critical Design Review:CDR)で、E190-E2の成熟度を確認し、プロトタイプの設計に着手します。すでにバーチャル・シミュレーションでの飛行を行っており、試験飛行機での実際の飛行を前にシミュレーターを活用した飛行を重ねます。E190-E2の初号機は2018年に営業飛行を開始する計画で、開発が進められています。

次世代Eジェット「E2」 1

E195-E2は2014年5月にJDPに着手しており、こちらは2019年に営業飛行を開始する計画です。E175-E2についても2020年の営業飛行に向けて初期の研究開発に着手しており、「Eジェット E2」の3タイプの機材の開発が進んでいます。

この次世代機にはE195-E2とE190-E2にはプラット・アンド・ホイットニーのPW1900G、E175-E2にはPW1700Gが採用される見込みです。

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