フランス空軍、無人機ハーファンを5,000キロ遠隔地からの運用に成功

フランス空軍、無人機ハーファンを5,000キロ遠隔地からの運用に成功

エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは2014年6月27日、フランス空軍が無人航空機システム(UAS)のハーファン(Harfang)を、約5,000キロメートル離れた場所から運用することに成功したと発表しました。

ハーファンはイスラエルのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)によって開発されたUASのヘロンを基に、旧EADS(現在のエアバス・ディフェンス・アンド・スペース)によって開発された、中高度長時間滞空型(MALE)型の機体です。主なミッションは、偵察や監視などの用途に使用されています。

2008年11月にフランスの南西部にあるコニャック709空軍基地の1/33ベルフォール飛行隊に配備され、以来運用が続けられています。

ハーファンは今回、アフリカのニジェール共和国から離陸、それをコニャック709空軍基地から、約1時間に渡って運用することに成功しました。この試験飛行は、ノルマンディー上陸作戦の70周年記念式典のセキュリティ対策の一環としての側面も持っていました。

現在、ハーファンは4機の機体と、3カ所の地上局から構成されており、2017年まで運用される予定です。

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