エンブラエルは2014年6月26日、同社が開発する航空機の機体状態モニタリングシステム「アヘッド・プロ(Aircraft Health Analysis and Diagnosis - PROgnosis:AHEAD-PRO)」を、リージョナル路線を運航する天津航空が選定したと発表しました。天津航空はアヘッド・プロの中国でのローンチ・ユーザーとなります。
アヘッド・プロは航空機が飛行中、地上の整備基地に機体のシステムに関するデータを送信し、航空機の到着前に整備計画を策定し、必要な整備の準備ができます。これにより、ターンアラウンドタイムを最適化することが可能です。このシステムは天津航空が運用する30機のエンブラエル機すべてに導入されることになります。
天津航空は中国で初めてERJ-190を導入した航空会社で、アジアで最大のエンブラエル機のユーザーでもあります。