エアバスはA320ファミリー向けの座席数を快適性を保ちながら、シートを増加させます。これは初号機をロールアウトした「neo」のA320neoとA320現行機では最大189席、A321neoでは240席まで増席します。A320は現在、最大座席数が180席となっているため、9席の増席となります。エアバスは増席により、シートの快適性に妥協することなく、航空会社の経済性が高まるとしています。
A320の189席への増席は、認定された耐空性の要件を再度、確認する作業が行われ、増席する航空機については機体前方と後方の出口を大型化する手続きを行います。また、緊急脱出スライドは大型化します。
A321neoの場合、薄型の「スリムラインシート」と新たなドアの配置で増席シートの機材となります。機内の設計も一部で変更し、「スペース・フレックス」と呼ばれるパントリーの設定、トイレを採用することで、エアバスが提唱する18インチワイドシートを装備しつつ、240席仕様に対応します。 A321neoの場合、座席あたりの消費燃料はおよそ6%削減されることとなります。