ロールスロイス、ニュージーランド航空の787-9初号機受領を祝福

ロールスロイス、ニュージーランド航空の787-9初号機受領を祝福

ロールスロイスは2014年7月9日、787-9初号機の受領式典を受け、ニュージーランド航空を祝福しました。初号機の機体記号(レジ)「ZK-NZE」にはロールスロイス製トレント1000エンジンが搭載されており、このエンジンでペイン・フィールドを7月10日(木)の7時に離陸し、ニュージーランドのオークランド空港に飛行します。

787-9 初号機 「ZK-NZE」

ニュージーランド航空のクリストファー・ラクソンCEOは式典で、「787-9の10月に予定している初めての商業飛行を、ロールスロイスの非常に効率的なエンジンで運航することを楽しみにしている。トレント1000エンジンを搭載した787-9は、ニュージーランド航空の顧客、特にワイドボディによる長距離路線の旅客にとって、非常に高い期待に応えることができる」とコメントしています。

ロールスロイスのトレント1000エンジンは、2009年12月の787の初飛行、2011年10月の全日空(ANA)での787-8の初の商業飛行といずれも初飛行を記録しており、787-9の2013年9月の初飛行もトレント1000エンジンでした。これまでトレント1000エンジンは300,000飛行時間を記録しており、定時出発率は99.9%を記録しています。

なお、トレント1000エンジンでは、現行エンジンから3%の燃費改善につながる効率化したトレント1000-TEN(Thrust, Efficiency and New technology)エンジンが開発されています。トレント1000-TENは、トレントXWBエンジンにつぎ込んだ技術を採用し、2016年にも営業飛行を予定しています。これは787の全シリーズに搭載が可能です。

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