エアバスD&S、タイフーンをデンマーク空軍へ提案

エアバスD&S、タイフーンをデンマーク空軍へ提案

エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは2014年7月23日、デンマーク国防省へ同空軍のF-16後継機としてユーロファイター・タイフーンを提案したと発表しました。

タイフーンは戦闘実績があり、NATO内で100%インテグレートされており、ユーロファイター・コミュニティーは機体寿命が尽きる40年から50年先まで存在し、機体はデンマークの要求を満たしています。さらに近隣諸国がタイフーンを使用しており、予備部品や運用管理、アップグレードにかかる費用が最低限で済むとしています。

ユーロファイター・タイフーンは、イギリスとドイツ、イタリア、スペインが共同開発した戦闘機で、イギリスのBAEシステムズと、イタリアのアレニア・アエルマッキ、ドイツとスペインのエアバス・ディフェンス&スペースが生産し、ユーロファイター戦闘機会社(Eurofighter Jagdflugzeug GmbH)が計画全体を管理しています。現在イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリア、サウジアラビアの6カ国空軍で、412機が運用されています。

一方、デンマークは計画遅延と価格高騰を理由に採用を決めていませんが、F-35開発計画にパートナー国として参加しており、これも有力な候補に違いありません。

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