C-130初飛行60周年、アメリカ空軍では428機が運用中【画像】

C-130初飛行60周年、アメリカ空軍では428機が運用中【画像】

「ロック・アラウンド・ザ・クロック」がラジオから流れ、オプラ・ウィンフリーが生まれ、「スポーツ・イラストレイテッド」創刊号がニューススタンドに並んだ1954年の8月23日に、C-130の試作機YC-130が、カリフォルニア州バーバンクで初飛行しました。

YC-130 1954年8月23日 ロッキード社のバーバンク工場からエドワーズ空軍基地(AFB)へフェリー

C-130は朝鮮戦争後、戦術航空軍団の中型の貨物を戦術輸送する要求により開発されました。92名の兵員、もしくは64名の完全武装空挺隊員、74床の担架、4万5,000ポンドの貨物を輸送することができ、航空輸送、急患輸送、兵員・人員の航空投下、自然災害救援、自然観測や気象観測、薬剤散布、山火事消火など幅広い用途に使用され、派生型も多く開発されました。

現在アメリカ空軍は現役部隊に145機、州空軍(ANG)に181機、予備役に102機のC-130を配備しており、1999年からは最新型のC-130Jを配備しています。

画像はYC-130で、1954年8月23日にロッキード社のバーバンク工場からエドワーズ空軍基地(AFB)へフェリーされる際のものです。機首にレドームがなく、3枚プロペラである点をのぞいて現代のC-130Jと外形は変わっていません。

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