英ヴァージン、大西洋路線の強化でアジアは香港、上海、デリー線のみに

英ヴァージン、大西洋路線の強化でアジアは香港、上海、デリー線のみに

ヴァージン・アトランティック航空は大西洋路線に追加投資を行い、イギリス、アメリカ間の路線を強化し、世界各地への路線ネットワークを見直します。大西洋路線には新たに、1日5便を追加し、2014年夏と比べ2015年夏は500便超が増便される予定です。

増便、新規就航はロンドン・ヒースロー発着でデトロイト線をデイリー運航するほか、ニューヨーク・JFK線とロサンゼルス線をそれぞれ1日1便増便、いずれもダブルデイリー運航とします。また、アトランタ線は夏期限定でデイリー運航を1便増便しダブルデイリー、サンフランシスコ線を夏期限定で増便、マイアミ線を冬期限定で増便します。

この施策は大西洋路線が同社の路線ネットワークの中核を占め、採算面で最も成功していることから、強みを生かし、同社顧客に重要度の高い都市への路線に集中させるためと説明しています。

減便、運休は成田線、ムンバイ線、バンクーバー線で、ケープタウン線は2014/15冬スケジュールは予定通り運航し、2015年夏スケジュール以降は廃止します。これにより、ヴァージン・アトランティック航空の大西洋路線を除く就航地は、アジア路線で上海線、香港線、デリー線の3路線となり、その他はラゴス線、ヨハネスブルク線、ドバイ線と6都市となります。ヴァージンはこの路線を通じ、アジア、アフリカ、中東地域で存在感を維持していくとしています。なお、アジア路線のうち上海、香港線ともデイリー運航でA340-600を使用しています。

同社は一連の施策を通じ、2018年までに過去最高利益を実現するとしています。このため、顧客満足度を向上に向け、2018年末までに3億ポンド、約517億円の投資計画が進行中で、新機材として787-9を10月にも受領する予定です。これにより保有機材の更新計画が本格化し、2018年末までの保有機数の平均機齢が7年未満になる予定です。

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