エールフランス/KLM、グループのMD-11Fを2016年までに5機退役

エールフランス/KLM、グループのMD-11Fを2016年までに5機退役

エールフランス/KLMは2014年9月4日開催の取締役会において、貨物事業の戦略的な見直しを検討したと発表しました。取締役会では、貨物需要は予想より回復が遅いとし、アムステルダムを拠点に運航する機材を2016年末までに3機体制へと削減することを決定しました。これにより、MD-11の5機は2015年から2016年にかけて、退役となります。

これにより、エールフランス/KLMの貨物機は777Fの2機がパリ、747-400ERFの3機がアムステルダム、計5機体制となります。2013年時点の14機から9機が削減されます。

エールフランス/KLMは貨物機の削減により、航空貨物事業の黒字化にむけ、コスト削減とパートナーシップの拡大を進め、特に医薬品やエクスプレス輸送などの特殊な貨物輸送に重点を置く戦略をとるとしています。

なお、この機材削減により影響を受けるスタッフを対象に、グループ内での代替雇用を検討するほか、労働組合と協議するとしています。

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