イギリス海軍空母HMSプリンス・オブ・ウェールズの組み立て始まる

イギリス海軍空母HMSプリンス・オブ・ウェールズの組み立て始まる

BAEシステムズは、2014年9月10日、空母HMSプリンス・オブ・ウェールズ(POW)の組み立て作業が、ロサイスのドックで始まったと発表しました。数日前にイギリスのキャメロン首相が、常時1隻の空母を運用できるよう、POWを就役させると発表したばかりです。

空母HMSプリンス・オブ・ウェールズ(POW)の組み立て作業

1番艦のHMSクイーン・エリザベス(QE)が7月に進水して空いていたドックには、BAEシステムズのポーツマス工場とグラスゴー工場で製作された6,000トンの下部ブロック02と8,000トンの下部ブロック03が、搬入され結合作業が始まりました。下部ブロック02は船体前部で機械室や配電盤、下部ブロック03は船体中央部で160のキャビンやパン工場が配置されます。

一方のQEは、2016年の試験航海に向けて艤装作業が進められています。イギリス海軍はQEとPOWの6万5,000トン級空母を2隻建造中で、F-35BライトニングIIやマーリン(AW101)ヘリコプターを搭載する予定です。

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