アメリカ空軍三沢基地は、2014年3月から取り組んでいる飛行場の滑走路修復作業について紹介しています。アメリカ軍の任務、定期便の運航と、飛行業務への影響を最小限に留めながら、滑走路の状態を更新、アップグレードを図っています。
三沢飛行場の滑走路は「10/28」の3,050メートルで、特に10エンドの西側はタッチダウン、オーバーラン、照明設備などの更新が必要となっています。修理・アップグレード作業では、新しいコンクリート、アスファルトでの整備、照明の交換、排水設備の追加、滑走路の表面の再整備などを行っています。
照明は30年以上にわたり使用され、これは新しいLED照明に更新されました。LEDへの変更により、電力量の削減にもつながります。
排水設備を滑走路の北側に拡張し、豪雨、豪雪時の対応を行いました。これまで、雪解けや雨水が溜まり、それが鳥たちが集まる原因ともなっていましたが、その地盤改良も含めて行い、鳥対策にもなるとしています。
なお、この修復作業は2014年11月に暫定的に終了し、2015年はじめに再び、残りの作業が開始される予定です。