エアバスは2014年9月30日、ベトナム航空向けA350 XWB初号機がトゥールーズの最終組立工場で、作業を開始したと発表しました。その主翼、尾翼、水平尾翼、ギアなどが取り付けられていない胴体のみの画像を公開しています。
この機体は製造番号「MSN 014」で、世界ではカタール航空に続き2社目、アジアの航空会社では初めてのA350 XWB導入となる予定です。引き渡しは2015年半ばの予定です。
ベトナム航空は10機のA350 XWBを発注しており、いずれも長距離路線に投入する計画となっています。
現在、トゥールーズの最終組立工場のラインでは、カタール航空に引き渡しされる予定の「A7-ALA」が、すでに塗装を終えてロールアウトしており、製造番号では「MSN 007」から「MSN 013」までは組立作業などが行われています。