CFMインターナショナルは2014年10月9日、GEアビエーションの747テスト機でLEAPエンジンが初飛行を行ったと発表しました。アメリカ、カリフォルニア州のサザンカリフォルニアロジステクス空港から、テスト機の「N747GE」左主翼、2番エンジンにLEAPエンジンが搭載され、飛行しました。
このテスト飛行はおよそ3時間で、飛行中にさまざまな高度での複数の試験を行いました。今後は、操作性、失速テスト、パフォーマンス、騒音測定など、一連のテストをスケジュール通りに進めていきます。これにより、A320neo向けのLEAP-1A、C919向けのLEAP-1Cは、2015年にエンジンの型式証明を取得する計画です。
初飛行の操縦桿を握ったテストパイロットのSteven Craneさんは、LEAPエンジンについて、すでに成熟したエンジンのような空力だったとコメントし、耐久性や信頼性に自信を示しました。
CFMではLEAPエンジンではこれまでで最も大規模な地上での試験に続き、飛行試験を行う計画です。737 MAXに搭載するLEAP-1Bを含む3タイプのエンジンで、CFMは28セット、エアバス、ボーイング、COMAC向けに32セットのテストエンジンを投入します。