川崎重工は2014年10月16日、福井県防災航空隊向け川崎式BK117C-2型ヘリコプターを受注したと発表しました。C-2の消防・防災ヘリコプターは12機目の受注です。
福井県防災航空隊は1997年3月にデリバリーされたBK117C-1の機体記号(レジ)「JA291F」を保有していますが、今回の発注はこの機材を更新するものです。
BK117は、川崎重工とエアバス・ヘリコプターズ(旧メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム:MBB)が共同開発し、民間向けに初めて型式証明を取得した国産ヘリコプターです。
機体後部に観音開きの大きなドアを備え、担架などの資機材の搬出入が容易で、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、優れた安全性や高い機動性などが特長です。1983年の初号機納入以来、川崎重工は2014年10月16日までに163機を納入しており、人員・物資輸送、警察、ドクターヘリ、報道など、多用途に使用されています。