アントノフ、An-178輸送機に電源初投入 2015年3月にロールアウト

アントノフ、An-178輸送機に電源初投入 2015年3月にロールアウト

アントノフは2014年11月18日、An-178新型輸送機のプロトタイプ初号機で初の電源を投入しました。これにより、地上試験の開始が認可されます。地上試験は2015年3月までに終了し、その後に格納庫からロールアウトします。

An-178輸送機は、患者、車両の輸送から、機器、エンジンの搬送といった各種の輸送業務に対応することを想定しています。An-178の特徴は、大容量の海上コンテナを含め、コンテナやパレットの既存の貨物を搭載することができます。これにより、民間、軍事向けのロジスティックに対応し、緊急事態の状況下を含め、不可欠な輸送力を目指します。

なお、An-178は4エンジンターボプロップのAn-12輸送機の代替機として開発されています。An-12は1,400機が製造され、CIS諸国、アフリカ、アジアで使用されています。西側向けにはC-160トランザールの代替機として提案が行われています。

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