ANAとルフトハンザ・カーゴ、12月から航空貨物共同事業をスタート

ANAとルフトハンザ・カーゴ、12月から航空貨物共同事業をスタート

ニュース画像 1枚目:貨物機、イメージ
© Lufthansa Cargo
貨物機、イメージ

全日空(ANA)とルフトハンザ・カーゴは2014年12月1日、日本/ヨーロッパ路線で航空貨物共同事業を開始したと発表しました。日本からヨーロッパへのフライトの積荷で共同販売を開始しました。

これを受け、12月2日にフォワーダの西濃シェンカーがルフトハンザカーゴを経由した予約を行い、ANAが運航するNH277便の羽田発ロンドン・ヒースロー着を利用し、初めての積荷が空輸されました。一般貨物で、重量は153キロでした。この貨物輸送は、ルフトハンザがフランクフルトを経由して輸送するよりも16時間早く、顧客に届けられました。

また、12月2日はANAを経由して予約された貨物をルフトハンザ・カーゴがLH8385便で輸送しました。重量は1.8トンでした。ANAの顧客は、ルフトハンザ・カーゴの貨物専用便を利用できることから、大きなサイズ、重さの航空貨物を送ることが出来るようになります。

貨物共同事業により、両社は直行便を有効に活用し、より速く輸送することができ、顧客にメリットを提供することができます。特に日本では成田、名古屋、ドイツではデュッセルドルフ、フランクフルトで貨物上屋を統合し、「一つ屋根の下」でサービス展開をしています。

ANAとルフトハンザカーゴは2014年春に独占禁止法適用除外(ATI)認可を申請し、9月に認可を得ていました。これにより、成田、中部、デユッセルドルフ、フランクフルトでのサービス展開に加え、近くミュンヘンでも貨物上屋を統合し、ワンストップサービスの提供を目指します。

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