豪海軍初のLHD、HMASキャンベラが就役 ヘリ18機を搭載可能

豪海軍初のLHD、HMASキャンベラが就役 ヘリ18機を搭載可能

オーストラリア海軍初の強襲揚陸艦(LHD : Landing Helicopter Dock)が、2014年11月28日、HMASキャンベラが就役しました。就役式にはオーストラリア総督と首相が列席しました。

キャンベラは、オーストラリア海軍が導入する2隻のLHDの1番艦で、排水量2万7,000トンと同海軍史上最大の軍艦です。水陸両用部隊の上陸作戦に使用されるほか、病院設備が充実するなど人道支援や災害派遣に使用できる多目的艦として設計されています。

SH-60RやMRH90(NH90)ヘリコプターを18機搭載可能で、飛行甲板では同時に6機が離着艦可能です。また、艦首にはSTOVL機の運用を想定したスキージャンプが設けられていますが、今のところ導入計画はありません。

なお、オーストラリア海軍で「キャンベラ」と命名される軍艦は3隻目で、1隻目は太平洋戦争で日本と戦った軽巡洋艦で、2隻目はノックス級のフリゲート艦で2005年に退役しています。

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