イギリス空軍(RAF)ロジーマスの第1戦闘飛行隊(No.1 Sqn.)は、2014年11月25日、最新のアップグレードP1Eb仕様のタイフーンから、ペイブウェイIV誘導爆弾の実弾2発を初めて投下しました。
P1Eb仕様のタイフーンは、空対地攻撃能力を向上させており、Litening IIIレーザー照準ポッドとHEA(ヘルメット・マウント・サイト)をペイブウェイIVと統合し、遠くから地上目標を視覚的に追跡、照準することができます。
No.1 Sqn.はその後合計8発のペイブウェイIVを使用して、レーザー誘導やGPS誘導、HEA照準、地上爆発、空中爆発などさまざまな条件で投下訓練を実施しました。
タイフーンはイギリスの防空を担ってきましたが、P1Eb仕様へのアップグレードにより地上攻撃機としても有用なものとなり、真のスウィング・ロール能力を身につけたとしています。No.1 Sqn.は、2015年1月にアメリカ・ネバダ州で開催されるレッドフラッグ演習に、20発以上のペイブウェイIVとともに参加します。