ノースロップ・グラマンは、2014年12月3日、作戦運用可能なMQ-8Cファイアスカウトの1号機をアメリカ海軍へ納入したと発表しました。ファイアスカウトは艦艇から運用する無人ヘリコプターで、海軍の情報収集能力を向上させることができます。
MQ-8Cはベル407をベースに無人機化した機体で、シュワイザー333ベースのMQ-8Bより大型化しています。航続時間が約2倍、約3倍の情報収集・監視・偵察機器を搭載することができます。
MQ-8C初めての艦上試験は、2014年冬から駆逐艦USSジェイソン・ダンハム(DDG-109)で実施し、海軍は作戦運用可能か評価します。ノースロップ・グラマンは、試作機2機を含む19機のMQ-8Cを受注しており、海軍は70機を導入する予定です。日本の海上自衛隊も同種の機体を導入する予定で、MQ-8Cは候補機のひとつと見られます。