ルフトハンザ・グループは計画していた長距離路線の格安航空会社について、現存する「ユーロウィングス」を活かし、2015年末から運航を開始すると発表しました。
ルフトハンザ・グループの格安航空会社(LCC)、またはLCCに準じる航空会社としてジャーマンウィングスとユーロウイングスがあり、これらは新しいコンセプトを採用し、これまで通り運航を行います。ユーロウイングスはCRJ-900を23機保有していますが、A320に2015年から2017年に機材更新します。これにより、ドイツ以外の路線でもA320での運航を基準にサービスが展開されます。
ユーロウィングスの新たな長距離路線は、サンエクスプレスの協力による運航となります。サンエクスプレスはルフトハンザとターキッシュ・エアラインズが出資する航空会社で、運航面ではサンエクスプレス・ジャーマニーの運航許可(AOC)を使い、展開します。このため、長距離路線は「ユーロウィングス」をブランドとして展開し、運航はサンエクスプレス・ジャーマニーのパイロットが担当します。
運航路線はアメリカ・フロリダ州、南部アフリカ、インド洋を予定しており、310席仕様のA330-200を使用します。運航開始時点では3機、数年以内に7機まで増機します。ハブ空港はケルン・ボン空港を拠点に展開する計画です。
ユーロウィングスの長距離路線のコンセプトは「ベスト」「ベーシック」「スマート」運賃をコンセプトに、より多くの顧客に利用される魅力的な運賃を提供するとしています。