日本航空(JAL)は、2014年12月26日、私立大学パイロット養成課程の学生を対象に新たな奨学給付金制度を設立すると発表しました。奨学金の給付を通じ、勉学、訓練に励むパイロット養成課程の学生を応援するとしています。
詳細は私立大学、関係機関、航空機操縦士養成連絡協議会と協議、調整し、詳細を決定するとしています。制度の骨子は、毎年最大30名程度を新規に対象者とし、1名あたりの給付額は在学中の4年間で計最大500万円程度、公益法人による制度運営を行い、制度開始時期は2015年度です。
なお、JALによる奨学金は日本の航空業界、社会全体への貢献から設立されるもので、奨学給付金への応募はJALグループへの採用選考とは関係なく、給付を受けた学生に進路についての条件は無いとしています。
JALは訪日旅客数2,000万人達成に向けた需要拡大、リージョナル航空需要の維持、発展を目指し、関係者が立ち上げた航空機操縦士養成連絡協議会にJALもメンバーとして参加し、操縦士供給能力の拡充などに向けた課題に取り組んでおり、今回の奨学金はその一環としています。