エチオピア航空は2015年3月にアフリカの航空会社で初めて、787ドリームライナーのフルフライト・シミュレーター(FFS)を導入すると発表しました。同社が本拠とするアディスアベバにFFSを設置します。
エチオピア航空は全日空(ANA)、日本航空(JAL)に続き、787を受領した航空会社で、2012年8月に初号機を受領しました。これまでに10機を保有し、アフリカの航空会社では最も多い機数となっています。
エチオピア航空はFFSの導入で中・長距離路線の主力機材となるため、十分な訓練を積む体制が整うとしています。また、エチオピア航空は同社グループの乗務員養成のアカデミーにこの4年間、8000万ドルを投資し、その充実を図っています。同社は2025年までの拡大戦略を実現するため、アカデミーでも年間1,000人から4,000人まで養成人数を増やし、対応力を高めます。
エチオピア航空はこれにより、Q400、737、757、767、787と5機種のFFSを保有することとなります。