2015年1月8日、イギリス・ミルデンホール基地第7特殊作戦飛行隊(7SOS)最後のMC-130HコンバットタロンII「0195」が、アメリカ本土へ帰国しました。これによりヨーロッパのMC-130Hは、CV-22Bオスプレイへの機種転換が完了しました。
7SOSのMC-130Hは、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争や、アフガニスタン作戦、イラク戦争などに参加し、戦闘捜索救難ヘリコプターなどを支援しました。大規模な電子戦システム、悪天候でも飛行できる全天候性能、レーダー誘導・赤外線追尾ミサイルへの対抗策などを装備し、脅威度の高い地域で運用されました。
統合特殊作戦航空部隊ヨーロッパ副司令のマシュー・パウエル大佐は「MC-130Hを完全に代替できる機種はない。あるとすれば数年後のCV-22だろう」と話しています。帰国したMC-130Hは退役するわけではなくフロリダ州ハルバートフィールドの第15特殊作戦飛行隊(15SOS)で使用されます。