ボーイングは、2015年1月22日、海上監視機(MSA : Maritime Surveillance Aircraft)計画のミッション・システムに関する地上・飛行試験が完了し、顧客へのデモフライトの準備が整ったと発表しました。
ボーイングMSAは、ボンバルディア・チャレンジャー605ビジネスジェットをボーイングが洋上哨戒機に改装した機体で、P-8Aポセイドンと空中警戒管制システムBlock 40/45のミッション・システムを流用した低リスクな高機能情報収集・監視・偵察(ISR)プラットフォームです。
試験では数百ものシナリオで、自動識別システムやレーダー、電子光学赤外線カメラ、通信器、データリンク、通信情報収集システム、電子戦支援(ESM)システムなどの性能が確認されました。
ボーイングでは、世界中の顧客へのデモフライトは数カ月以内に開始されるとしています。