運輸安全委員会、2014年8月の超軽量動力機事故で報告書 低速上昇で失速

運輸安全委員会、2014年8月の超軽量動力機事故で報告書 低速上昇で失速

運輸安全委員会は2015年1月29日、埼玉県鴻巣市原馬室で発生した超軽量動力機クイックシルバー式MXLⅡ Top-R582Lの調査報告書をまとめ、発表しました。

この事故は2014年8月24日、MXLⅡ Top-R582Lの機体記号(レジ)「JR1603」が離陸し、旋回しながら場外離着陸場の南およそ200メートルの休耕田に墜落し、機体を損壊したものです。この事故で、操縦者1名が重傷を負いました。

調査では機体が最大出力より低いエンジン出力で離陸し、機首上げ姿勢のまま低速で上昇したことから、失速しやすい状況が生じました。さらに少しエンジン出力を絞り、失速、操縦不能となり回復できずに墜落したものとまとめられています。

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